日記20220108/流行禍
コロナウイルスのことではない。
今日はTRPG『シノビガミ』を遊んできた。卓始めというやつである。
僕に課せられた「使命」は、「NPCと、自分の【秘密】を知るキャラクターを全員殺す」こと。他人に秘密を知られないように立ち回ってもいいし、その辺はノーガードで後から秘密を知った人間を皆殺しにしてもいい。
僕は「芸術点の高い」やり方が好きなので、迷わず「秘密を知られるのを未然に防ぐ」方向で行くことに決めた。
だが、僕はここでアホなミスをやらかす。
使命の内容を読み違え、「殺害対象のNPCの秘密を知る者も殺さなければならない」と思ってしまったのだ。日本語読めないってやつだな。
さて、シノビガミというゲーム、秘密のやり取りがキモのゲームなので、それに干渉するスキルは色々ある。だが、「自分の秘密を知られるのを妨害する」技はいくつかあっても、「他人が他人の秘密を知るのを妨害する」となると難易度が格段に上がる。また、一度握られた情報を抹消する手段は無く(と思っていたが、セッション後に1つだけあることが判明した)、「自分の秘密」と「NPCの秘密」両方を完璧に守り通すのは不可能に見えた。
悩んだ僕が最終的に選んだのは、「圧倒的暴力による抑止」だった。
ここで今回のタイトルである「流行禍」が登場する。「指定した情報を持つ者全員を無差別に攻撃する」というこのスキルは、なんやかんやすることで他のPC全員を容易に鏖殺しうるスペックを持つ。
使えば「悪」の謗りを受けてもあんまり言い返せないこのスキル(コンボ)だが、しかし特定の情報を持つ者を選択的に抹殺できるというのは、今回の目標にがっちりマッチしている。なにより、他のプレイヤーもこのコンボの凶悪さは百も承知だ。
というわけで、僕はこのコンボをちらつかせ、「秘密を探れば殺す」というスタンスを言外にアピールすることで秘密を守り切ろうとしたのである。
この目論見は見事成功し、(セッション開始後すぐに自分の秘密され知られなければいいことにも気づけたので)逃げ切ることができた。なんだかんだで秘密を一切知られないままセッションを終えるというのは難易度の高い行為なので、満足感もある。
しかし、100点満点かと問われると、そうではない。今回の目標を達するのに「流行禍」コンボは明らかに過剰だからだ。自分の秘密を守るだけならば、そういう用途のスキルをいくつか用意しておくだけでよかった。核兵器の発射スイッチは防犯ブザーの代わりになるにはなるかもしれないが、そんなもん持ち出すまでもないのだ。
僕は戦い方に拘るタイプだ。それも、別に強くないけど拘る一番たちの悪いやつである。今回は、そういう自分の趣味を図らずも再確認することになったのであった。
なお、それとは別にセッション中にガチの謎解きをやらされたりした。まあ僕は護身完成さえしてしまえば後はあんまりやることのない感じだったので、ちょうどよかったとも言える。
推理の名残。手書きでなんかいっぱい書いててかわいいね。
あと、PCは『シャニマス』の芹沢あさひさんのガワを借りたところ、なんかセッション中に本物のあさひさんがツイッターで暴れていたので良かった。
というわけで、今年初めてのセッションでした。楽しかったです。また明日。