ねこ座暗黒星雲

文です。

日記20220504/Street of New capenna

・未来スタン大会

 悪びれることもなくおひさしゅうございます。

 今日は身内でMTGAを利用した大会が行われたので参加してきた。

 フォーマットは「未来スタンダード」。『イニストラード:真夜中の狩り』から『ニューカペナの街角』までのカードが使用できる、というものだ。

 このカードプールの特筆すべき点は、特にマナベースの不安定さだろう。《エシカの戦車》とか《光輝王の野心家》などのパワーカードの不在もさることながら、多色土地がいわゆる「スローランド」と「弧三色トライオーム」しかなく、そのくせニューカペナのカードたちが多色化させんとしてくる、というアンバランスさがあったように思う。

 

 使用したデッキは「ジャンドミッドレンジ」。

 現スタンダードでも早速メタとして暴れているものと、キーカード部分はそう大差はないように思う。参考にしたのは「晴れる屋環境初陣戦」でトップ8に入っていたこちらのリスト(↓)。

スタンダード/黒赤緑ビートダウン/(Cho Jeongwoo,2022/04/30)デッキリスト | 日本最大級 MTG通販サイト「晴れる屋」

 

 で、結果は1-3。うーん。

 まあこの環境、3色はどう調整しても無理していることに変わりない、というのが強く出ていたように思う。というのも、だいたい1、2ターン目のどちらか、あるいは両方がタップインになる。3色デッキは他にもいくつかあったものの、速めのビートダウンを志向したデッキは特にかなり苦しそうにしていた。

 このデッキでも「《税血の収穫者》が2ターン目に出ない」とか「《掘り起こし》が結局1ターン目に撃てていない」とかいう形で表出していた。

 一方で、ジャンドというアーキタイプは非常に面白いものだった。MID~SNC範囲でも強力な生物が目白押しで、その辺の選定だけで1日潰せた。ゆえにこのリストも最適解では全くないだろうが……個人的にはそれなりの調整と己の好みをきちんと天秤にかけた結果なので、リストに関しては結構満足している。

 

〇カードの採用理由など

・《掘り起こし》

 マナベースのタイトさが目に見えていたので採用。実質《ウルヴェンワルド横断》や! とか言っていたが、まあ横断の6割くらいの強さですかね。

・《土建組一家の魔除け》

 強いようで弱いようでまあまあ強い。「効き目が薄い」ことこそあれど使うことすらできないという状況はなかったので(チャームなんだから当たり前なんだけど)。

 でも衝動3ドローは3マナで使いたくはないんだよね。

・《トラブルメーカー、ジャクシス》

《キキジキの鏡像》は壊れカードなんだから実質キキジキのこいつも強いし8枚にすればもっと強いだろ理論。調整中は結構強い場面を見せてくれたのだけれど、本番では負けてる時に手札でダブつく状況が多くて悲しいのであった。でもやれる子だと思います。

・《月の帳の執政》

 中~終盤戦にリソースを回復したい用カードとして採用。ピン差しのわりに結構活躍した枠。ただ、スペックそのものは圧力が足りないがち。

・《双弾の狙撃手》

 キキジキでコピーできる《ショック》。普通に小回り効いて使いやすかったです。

・《ジアトラの特使》

 マイモストフェイバリットカード。実質《血編み髪のエルフ》。5/4にトランプルというだけで与える圧が強く、ほぼ確実にボードアドバンテージを取ってくれる。強い。1000枚買え。

・《豪火を放て》

 重いけどユーティリティのある除去。メイン1枚サイドに数枚、の布陣はかなりよさそう。

・《作業場の戦長》

 トランプル速攻で突っ込める《スラーグ牙》が弱いわけなし。特使もそうだけど奇襲持ちを使うときはなんらかの墓地回収手段があるともっと美味しいですね。

・《真紅の花嫁、オリヴィア》

 終盤戦のリソース回収手段。奇襲で使った特使や戦長を回収するともう気が狂うほど気持ちええんじゃ(奇襲カペ土方)。半ばオシャレ枠のつもりだったが真面目に活躍したのでひょっとすると“解答(ソリューション)”かもしれない。

 

〇対戦

・1回戦 VS.青白機体(〇××)

 機体デッキということで《豪火を放て》が活躍。また《月の帳の執政》によるドローで3ゲーム目は首の皮一枚まで迫ったものの、《メカ巨神》に成敗された。

・2回戦 VS.ラクドスサクリファイス(〇×〇)

 イニシアチブを握られて《オブ・ニクシリス》を叩きつけられたりしたが、最終的に《オリヴィア》が《作業場の戦長》を叩きつけまくってシバいたりした。

 クリーチャーの質対決みたいになるとやっぱ圧倒的。

・3回戦 VS.エスパーミッドレンジ(××)

《ラフィーン》、強すぎる。あと普通に仕掛けをだいたい捌かれ切ったのが苦しいところだった。打消しっていやね。

・4回戦 VS.グリクシスリアニメイト(〇××)

 こちらも《薄暮の刻み獣》連打や《産業のタイタン》によって消耗させられて撃沈。

 

 というわけで神河初期ぶりに真面目にマジックやった。相も変わらずプレイングはへなちょこなのだが、デッキをチューンしていくという工程はやはり楽しい。神河でも自分でチューンしたデッキでミシックに入れたので、構築力は高まっているんじゃないかと勝手に思っている次第である。

 問題はこれにWC吐き切ったのでもうデッキ組めないことかな。